実は前回の記事を読んだ読者の方からこんな声をいただきました。前回の記事をまだお読みでない方はこちらからどうぞ。

初心者の方だと投資信託をどこで買うか分からずに、銀行などで勧められたものを買ってしまう方も多いですよね。
今回は投資をしたことがない読者の方向けにお得に証券口座を開く方法から実際に投資信託を買う手順までを紹介していきます。こちらの記事を見ながら初めての投資信託をスタートしてみてください。
初めに
投資信託(インデックスファンド)を購入したことがない人はどこで買えばいいのか分からずに困っていることと思います。
そのような初心者の方が投資信託などの金融商品を購入する際に気を付けてほしいことがあります。
それは自分で証券口座を開いて、どんなものかハッキリ分かっている商品に投資することです。
投資初心者のうちに起こりやすい失敗に以下のようなものがあります。
投資初心者のよくある失敗
銀行などの金融機関で勧められるままに金融商品を買ってしまう
銀行などで投資信託などの金融商品を勧められることはよくあります。しかし、銀行などで勧めてくる商品は基本的に手数料が高いものが多いです。
なぜなら手数料が高くないと銀行が儲からないからです。
私の母も銀行で勧められるものを買い、値下がりして赤字になってきたら「もっと良い商品がありますよ」と別の商品に変更させられ、また購入手数料を取られるというようなことをしていました。
今は自分で証券口座を開いて、手数料の安い優良な金融商品に投資ができる時代です。中間業者を挟んで余計な手数料を取られないようにしましょう。
私募ファンドなどの公開されていない商品を買ってしまう
証券会社や銀行などで広く一般の投資家向けに公開されている投資信託(ファンド)を公募ファンドといいます。
それに対して、限定された投資家向けの金融商品を私募ファンドといいます。直接会って、「こんな美味しい話があるから投資しませんか」と誘ってくるような話です。
機関投資家向けや富裕層向けの私募ファンドは確かにありますが、我々のような一般人に回ってくる私募ファンドの話はまず間違いなくポンジスキームという詐欺です。
人が持ってきた話は相手にせず、自分で証券口座を開いてまともな金融商品を買いましょう。
おススメの証券会社
投資信託を買うためには証券口座を開設する必要があります。証券口座を開くのは手数料の安いネット証券がいいでしょう。
私が実際に使っている証券会社を紹介します。二つとも手数料が安い、優良な商品が豊富という条件を満たすおススメの証券会社になります。
楽天証券
まず一つ目は楽天証券です。こちらは私が現在メインで使っている証券会社になります。個人的な意見ですがサイトも直感的に使えて見やすいので気に入っています。
楽天証券のポイントは楽天のクレジットカードで投資信託の積み立てを行うと5万円までを上限に1%のポイントが付くことです。
複利効果はありませんが、1%利回りが上がることになるので大きなメリットになると思います。他にも楽天のサービスを利用している楽天経済圏の方は楽天証券がおススメです。
SBI証券
SBI証券も人気の証券会社です。SBI証券も優良商品が豊富で、前回の記事で紹介したeMAXIS Slimシリーズよりも手数料が更に安い「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」もあります。
またSBI証券でも楽天と同じようにクレジットカード積立でポイントが貯まるようになったので楽天証券と条件面でほぼ差はなくなりました。
またSBI証券は外国株にも強くETFの定期買付ができるなどのメリットもありますので、少し投資に慣れてきた中級者におススメの証券会社です。
証券口座をお得に開設する方法
投資信託を買うのに証券口座を開設する必要がありますが、直接証券会社のサイトから手続きをするよりもお得に開設する方法があります。それはポイントサイトを経由することです。
ポイントサイトとはサイト上の広告から口座開設やネットショッピングのサービスを利用することでポイントがもらえるサイトのこと
もらったポイントは現金や電子マネーなどに交換できる
今回紹介するサイトは「モッピー」というポイントサイトです。こちらのポイントサイトに登録して「モッピー」経由で口座を開くだけでポイントがもらえます。
やり方は簡単でモッピーに登録した後、モッピーの検索窓から楽天証券やSBI証券と入力するだけで以下のような画面が出てきますので、POINT GET!のリンクを踏んで口座開設するだけです。
楽天証券


【参照:モッピー】
楽天証券の場合はモッピーサイト経由で開設することで4000ポイントもらえます(2021年6月現在)。
モッピーは1ポイント=1円でポイントを交換できるのでこの手順を踏むだけで4000円もらえることになります。
SBI証券


【参照:モッピー】
SBI証券は2021年6月現在キャンペーン中のようでなんと17000ポイントももらえます!これはかなり大きいですね!
モッピーまとめ
モッピーを経由することで付与されたポイントは以下のような電子マネーやギフト券に等価交換することができます。
【主な交換先】
- 楽天ポイント
- LINEポイント
- Tポイント
- dポイント
- PayPay
- nanacoポイント
- Amazonギフト券
- App Store & iTunes ギフトカード
現金に交換することもできますが、手数料を取られてしまうので電子マネーやギフト券への交換をおススメします。
以上ポイントサイト経由での口座開設を紹介しました。ポイントサイトほどのお得感はないですが、どちらの証券会社も独自の口座開設キャンペーンを実施しており、それも合わせて利用できますので確認してみてください。
NISAやiDeCoを有効活用しよう
せっかく投資を始めるなら国が用意してくれている税制上お得な制度であるNISAやiDeCoを利用しましょう。
どちらも証券会社のサイトから申し込むことができます。ざっくりと概要を書いておきます。
NISA
【NISA】
少額投資非課税制度。投資信託などの運用利益が非課税になる。
「一般NISA」…毎年120万円まで投資可能、非課税期間は5年間
「積立NISA」…毎年40万円まで投資可能、非課税期間は20年間
NISAに関しては一般NISAと積立NISAのどちらかしかできません。インデックス投資は長期運用を前提にしていますので積立NISAとの相性が良いです。
年間40万円以上運用したい場合はNISA口座に加え、確定申告の必要ない特定口座で積立を増やすといいでしょう。更に20歳未満を対象にしたジュニアNISAという制度もあります。
NISAに関しては特に大きなデメリットもないのでインデックス投資をするならば使うことをおススメします。
iDeCo
【iDeCo】
個人型確定拠出年金。積立額の上限は公務員で月額12000円、自営業で月額68000円とバラつきがある。メリットも多いがデメリットもある。
「メリット」
- NISAと同じように運用利益が非課税になる
- 積立金額が所得控除の対象で節税になる
- 受けとるときも公的年金等控除や退職所得控除が使える
「デメリット」
- 年金なので60歳まで引き出せないという資金ロックがある
- 手数料や維持費がかかる(途中で積立をやめても維持費はかかり続ける)
- 損をしない受け取り方などを考える必要があり少し複雑
NISAよりも少し考えなければいけないことが多く、途中で引き出せないという大きなデメリットがあります。
私は不動産投資がメインなので、資金ロックというデメリットが受け入れられずiDeCoはやっていません。
また私の場合は公務員で、ある程度の退職金が見込めるため、iDeCoのメリットが薄まるという理由もあります。
NISAよりもメリットもデメリットもあるのがiDeCoだと思いますので、よく調べて自分に合いそうなら利用してみてください。
投資信託の買い方
証券口座を開設し、NISA口座やiDeCo口座も開設したらいよいよ投資信託を買っていきましょう。今回は楽天証券で見ていきます。


【参照:楽天証券】
楽天証券のホーム画面上部のタブから買いたい商品を探していきましょう。前回の記事でおススメしたインデックスファンドを買う場合は投資信託、NISAなどを利用する場合はNISAタブから入ってインデックスファンドを検索してください。


【参照:楽天証券】
商品名で検索するとこのような画面が出てきますので、一括で購入する場合はスポット購入から、ドルコスト平均法で積み立てていく場合は積立注文から進んでください。
積立設定
一度設定してしまえば後はほったらかしにしておける積立設定ですが、楽天証券で設定する際に気をつけたいことをお伝えしておきます。
楽天証券をおススメする理由の1つが、投資信託の積み立てをすることで1%の楽天ポイントがもらえるということでした。


【参照:楽天証券】
ポイントをもらうには、楽天カードで決済をすることが条件になっていますので必ず真ん中の楽天カードクレジット決済を選びましょう。
ちなみに楽天経済圏の方は500円以上の投資信託を買う際にポイントを使うとSPU(スーパーポイントアッププログラム)が+1倍になります。
しまじろうの積立設定
この記事ではこれからインデックス投資を始める方向けにお得な証券口座の開き方から投資信託の買い方までを紹介してきました。
最後に私の積立設定を参考に紹介しておきます。


【参照:楽天証券】
月5万円までクレジット決済が利用でき、ポイントがもらえますので、月に33,333円を積立NISA口座で購入、残り16,667円を特定口座で購入することで枠を使い切っています。(月33,333円積み立てると積立NISAの年40万円の上限枠も使い切れます)
また楽天証券にプラスして、SBI証券でも月に5万円までクレジットカード積立でポイントが貰えるのでSBI・V・S&P500を5万円積み立てています。
もちろんポイントのために無理に積立額を増やすのは本末転倒です。
月1,000円からでも良いので積立を続けられる無理のない範囲で購入額を設定しましょう。
最近まで楽天VTも積み立てていましたが、手数料がeMAXIS Slimの倍だったので、すべてeMAXIS Slimにしました。
面白味はないですが、これだけでも十分に分散の効いたポートフォリオになっていると思います。
インデックス投資をする方は暴落は必ず来るのでその時に積立をやめないようにしてくださいね。設定したことを忘れておくくらいでちょうどいいです笑
私はインデックス投資に忠実にコツコツ積み立てていきながら株価が大きく下がったらスポット購入で買い増していくつもりです。
皆さんも自分にあった投資手法を見つけて資産形成していってもらえればと思います。
この記事ではポイントサイトを使った証券口座の登録をお伝えしましたが、ポイントサイトは使わないという方は下のリンクから申し込むと「金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレード」の無料電話サポートが受けられるので試してみてください。
また投資してるよりも貯金の方が安心なんじゃないの?と思われる方はぜひこちらの記事をお読みください。



最後までお読みいただきありがとうございました。